製品やサービスの原料調達から製造、流通、使用、廃棄に至る一生での環境に対する影響を定量的に評価する手法のことです。
素材製造 | 製品製造 | 流通(販売) | 使用・維持管理 | 廃棄・リサイクル | 合計 | |
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製品A | 120 | 50 | 10 | 1,100 | 50 | 1,330kg-CO₂ |
製品B | 200 | 70 | 10 | 1,000 | 50 | 1,330kg-CO₂ |
CO₂排出量の合計は同じですが、使用時の排出に関してBの方が少ないです。つまり省エネが期待されるものと考えられます。
半面、素材や製造時の排出は多いという結果が出ています。
従って、「使用時間が短い→製品Aの方が排出が少ない傾向」「使用時間が長い→製品Bの方が排出が少ない傾向」が見えてきます。
他にも他の環境分野も含めて考慮するなど、多面的に考察することで結果が変わってきます。この点がLCAの前提として考えられます。
リサイクル研究開発機関の研究開発プロジェクトを通じて、従前の処理フローとプロジェクト導入後のCO₂排出量の変遷をライフサイクルアセスメントの側面で評価実施。リサイクル量に応じた排出削減量を推計できるような形にしてプロジェクト成果をCO₂排出量の側面からも推計評価できるような形にしました。